家づくり

Case. 10リノベーション

土地のご紹介

【自宅を売却し、新たに中古戸建をリノベーション】

以前住んでいたのは建売住宅。使い勝手が悪いわけではなかったが、間取りやデザインを決めることはできなかった。なので今回のリノベーション住宅には、自分のイメージを具現化したいという思いがあった。
仕事柄、電気設備の設置などこなすことができるご主人は、DIYも兼ねて共にリフォーム工事を進めることができたら…ということで、自由度の高いリフォーム工事を手掛ける弊社へお問い合わせをいただいた。

建築家・施工会社とつなぐ

【購入物件】
2年間空き家状態であった住宅。値段交渉に応じてくれたこともあり、家具などそのままの状態で購入を決めた。
この家には大きな庭があり、庭スペースを使い残置物の仮置き場を確保するため、庭木の伐採、草刈りから始める。2年間放置された庭は腰高まで伸びたジャングル状態。根気よく進めスペースを確保。箪笥や家具を解体、木材・紙類・食器・金属・産業廃棄物に分別し、各処理施設へトラックで何往復もしようやく残置物撤去を終えた。

リノベーションCase. 10

【紆余曲折を経て、お客さまと共に完成を迎えた住宅】

【困難を乗り越えて】
安心して工事を進めるにあたり、ご主人の親しい風水の先生に相談したところ、庭に1m四方の穴を掘り、お供え物を庭に埋めることに。
重機を使わず夏の炎天下、ご家族総出で交代しながら掘り進める。もちろん、大工さん、弊社もその一員だ。汗が滝のように流れ落ちる。二十歳の息子さんが大活躍、やはり若さって素晴らしい!
お客様と一丸となり、ひとつの目標に向かってことを進め、それを達成した時、何とも言えないすがすがしい気持ちを味わえる。リフォーム工事を終えるときの気持ちも同じだ。
そしてようやくリフォーム工事がスタートすることとなる。

造り付けキャビネット
収納部屋には壁一面の棚を造作、また1階キッチン横には、既製品の引き出し(IKEA)に、好みの材木をカットした面材を使用したカスタマイズのキャビネット。無垢のフローリングとの相性抜群。

床材 
手触りや香りが良い国産ヒノキの無垢フローリングを採用。木の特質として調湿性能を持ち夏はサラッと過ごすことができる。素足で歩くととても気持ちがいい。
2階の床材は、杉を採用。
ヒノキとは違った表情で肌触りが非常にいい。断熱性や蓄熱性にもすぐれ、冬場など素足で歩いても冷たさをあまり感じない。またさわやかな香りがあり、ストレス解消の効果がある。

トイレの棚板
木種にこだわり、きめが細かくなめらかな質感の榧(かや)の耳つき板を採用。
自然の風合いをそのままにトイレの空間を演出してくれます。

洗面台
洗面台はハーフユニット(LIXIL)を採用。鏡はワイド750(サンワカンパニー)のものを2つ並べて設置。照明はライン照明を仕込んですっきりと仕上げた。

玄関扉
玄関引き戸は、和のテイストを活かし引き戸を採用。開閉に必要なスペースがとても少なくて便利。

玄関スペース
もともとのポーチ部分も奥行の広い玄関に、4mのヒノキの一枚板を使用した作り付け下駄箱を設置。旅館を思わせる玄関に。下駄箱下にはライン照明を仕込めるようにコンセントが設置されている。 

内窓(インプラス)
今ある窓にもう一つ窓(内窓)をつけて二重窓に。 窓の断熱性・防音性が高まります。補助金も受けることができお得感が増しました。

紆余曲折を経て、お客さまと共に完成を迎えた住宅は、一層愛着の持てるものとなったようです。
いつまでもお幸せに!

設計:HIRO建築設計事務所
施工:株式会社HIRO不動産