家づくり

Case. 08リノベーション

土地のご紹介

築45年、木造2階建住宅のリノベーション

【購入検討の動機】
① 現在、駅前の繁華街近くの賃貸マンション在住。通勤を考えると今の立地条件は変えたくないが戸建てがほしい。
② 愛犬(大型)との暮らしを重視しているため、部屋・庭などにゆとりがほしい。
③ 趣味として観葉植物を育てており、緑に囲まれた空間で暮らしたい。
④ 自由にこだわりをもって、予算内でリフォームしたい。

【懸念点】
ご希望の駅前繁華街近く、庭付き戸建てとなると予算が跳ね上がる点。

建築家・施工会社とつなぐ

【弊社からのご提案】
そこで駅前に近く、築45年木造住宅のリノベーションをご提案。
この中古戸建は、駅まで徒歩6分、しかも平坦という立地。
駅前でありながら、ノスタルジックな住宅街の一画に建つ住宅。
問題としては道幅が狭く、駐車場がないこと。
だが、ここなら予算、立地条件もクライアントのご希望に叶いそうだ。

まず駐車場は、近くの地主さんへ直接掛け合い、比較的割安で借りられるよう交渉することができた。

敷地面積は30坪近くあり駐車場がない分お庭が広くとれている。室内からその庭を見渡すことができ、リビングと一体として広く活用できそう。何より愛犬を庭で遊ばせることができる。
庭には立水栓もあり、ワンちゃんの足の洗い場として、また、夏には水遊びも愉しめそう。

間取り
この建物の間取りは、キッチン、居間、和室の3部屋で区切られた間取り。
要望は愛犬と暮らすため、広々としたワンルームのような空間であるが、その要望とはかけ離れたものである。
しかし、ここはリフォーム工事で問題解消ができそうだ。

内装
間取りだけでなく設備、内装にもこだわりがあり、今使っている家具と趣味の観葉植物が映える空間にしたい。そのためリフォーム工事は、なるべく制約がなく自由なものでありたい。

素材を活かしこだわりを形にするリノベーションを手掛ける弊社。
ご提案内容に賛同いただき、この物件の購入が決まった。

リノベーションCase. 08

【中古住宅のリノベーション】

優先ポイントとして抑えた3点
① 愛犬との暮らし
② 趣味の観葉植物が似合う内装
③ 観葉植物の世話、作業のしやすさ

【1階】
1階の間仕切りをなるべくなくし、耐震補強を施したワンルームへ。
リビングの壁一面と洗面室はモルタル素材の壁に。
歴史を感じる柱をあえて見せることで、愛用の家具と調和を図った。


吸湿性、蓄熱性に優れた杉材のフローリングを使用。モルタル壁との相性も良い。
観葉植物の世話がしやすいようリビングの床の一部をモルタルに。

天井高
通常より10㎝高くしたことで、体感的にもより高く広々としたリビング&ダイニングに。

テラス
リビングまでひと続きのテラス、日光が降り注ぎ観葉植物の生育にもいい環境。
庭で遊ぶ愛犬を眺めながら、ゆったりと心地よい時間を過ごせる。

階段下のデッドスペース
家事動線を考え、階段下のデッドスペースに洗濯機スペースを造作。普段はロールカーテンで隠れている。
残りのスペースを愛犬用スペースにすることで、無駄なく利用。

玄関
玄関を開けると広々とした土間空間に。
仕切り壁をH2000の腰壁にすることで、玄関脇の窓の明かりを室内に取り入れる。
玄関横には、靴だけじゃなく日用品などを入れるのに便利なフレキシブル収納を設置。

キッチン
オールステンレスの無機質な素材感を活かした見えるキッチン。
Caféを思わせるような木製造作棚、キッチンの並びに造り付けの机を設置。

サニタリースペース
トイレ、洗面脱衣室を兼ねたミニマムなサニタリースペースに。
モルタル壁・造り付け洗面・レトロな照明を採用。

2階和室は来客用の寝室として用意。

古いものへの愛着が感じられる、施主様のセンスが随所にあふれたリノベーション事例となった。

設計:HIRO建築設計事務所
施工:株式会社HIRO不動産